Halfway Point, 2012 (Roots)


6月、2件結婚式に呼んでいただきました。
共に学生時代からの友人で、旧交をあたためることができました。


中高大学の同窓生の結婚式では、初めて神前式に参列しました。

和装の同窓生がため息が出るほど美しかったのは勿論なのですが、
一番印象的だったのは、お辞儀。

とってもとっても、お辞儀をする機会が多かったのです。

お辞儀ってなんとも、厳かな気分になるものだなあと感じていたら、
隣で参列していた同窓生が
「これって、わたし達のルーツなのかもね」と。


そう、わたし達が卒業した中学高校は、お辞儀をする機会が多かったのです。


朝登校の際にはまず、校門で守衛さんにお辞儀。
校内で先生や先輩とすれ違ったら、お辞儀。
授業の始まりと終わりには、起立して、お辞儀。
週に一度の昼礼の時は、壇上に先生や発言者が上がる度に、お辞儀。

歩いている時は会釈に近いこともありますが、
授業の前後や昼例の時は、90度に近い角度で5秒ほどのお辞儀。


卒業してから、これが実は当たり前のことではなかったのだと知りました。
(ちなみに。基本的に挨拶は「ごきげんよう」でした。)


「カトリックの学校の卒業生の子は、チャペルの結婚式で賛美歌が歌えるのに
わたしは分からないなあって思っていたけど。
でも、わたしのルーツってこっちだったのねって、今日思った。」

確かに。


当日はたくさんの同窓生が参列していて、なかには卒業ぶりの子も何人かいました。
けれども、懐かしい気持ちになりながらも安心感があるのは、こうしたルーツが同じだからなのかも。



この半年、ああ、わたしはやっぱりこういう所に戻るのだなあ、と感じたり
自分のルーツについて考えることが、幾度がありました。


時折、これまで自分が通ってきた道をこうして客観的に振り返って
今自分がいる場所を確認する作業をすることによって
見えてくる進むべき道なんかがあるのかなあ、と思います。



うん、駆け足で、2012年上期まとめられましたね(笑)


残りの半年間も、充実したものにしたいと思います。

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