共に学生時代からの友人で、旧交をあたためることができました。
中高大学の同窓生の結婚式では、初めて神前式に参列しました。
和装の同窓生がため息が出るほど美しかったのは勿論なのですが、
一番印象的だったのは、お辞儀。
とってもとっても、お辞儀をする機会が多かったのです。
お辞儀ってなんとも、厳かな気分になるものだなあと感じていたら、
隣で参列していた同窓生が
「これって、わたし達のルーツなのかもね」と。
そう、わたし達が卒業した中学高校は、お辞儀をする機会が多かったのです。
朝登校の際にはまず、校門で守衛さんにお辞儀。
校内で先生や先輩とすれ違ったら、お辞儀。
授業の始まりと終わりには、起立して、お辞儀。
週に一度の昼礼の時は、壇上に先生や発言者が上がる度に、お辞儀。
歩いている時は会釈に近いこともありますが、
授業の前後や昼例の時は、90度に近い角度で5秒ほどのお辞儀。
卒業してから、これが実は当たり前のことではなかったのだと知りました。
(ちなみに。基本的に挨拶は「ごきげんよう」でした。)
「カトリックの学校の卒業生の子は、チャペルの結婚式で賛美歌が歌えるのに
わたしは分からないなあって思っていたけど。
でも、わたしのルーツってこっちだったのねって、今日思った。」
確かに。
当日はたくさんの同窓生が参列していて、なかには卒業ぶりの子も何人かいました。
けれども、懐かしい気持ちになりながらも安心感があるのは、こうしたルーツが同じだからなのかも。
この半年、ああ、わたしはやっぱりこういう所に戻るのだなあ、と感じたり
自分のルーツについて考えることが、幾度がありました。
時折、これまで自分が通ってきた道をこうして客観的に振り返って
今自分がいる場所を確認する作業をすることによって
見えてくる進むべき道なんかがあるのかなあ、と思います。
うん、駆け足で、2012年上期まとめられましたね(笑)
残りの半年間も、充実したものにしたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿