食堂かたつむり

映画『食堂かたつむり』を見ました。
去年公開された、柴咲コウ主演、小川糸原作の映画。


田舎を飛び出して10年、失恋して、声も出なくなっちゃって、
嫌いだったふるさとに戻ってきた主人公の倫子が、食堂をはじめるお話。
設定はなんとも、よしもとばなな的。(最近『ハゴロモ』を読んだので、まさに。)

色彩豊かでポップでちょっとシュールで、出てくるご飯ももちろんおいしそう。
料理で人を幸せにするチカラを持った25歳の倫子と
その唯一の家族である母親や、村の人たちとのふれあいなどが描かれています。

って表現すると、展開が想像できるというか、ある種ありきたりに響くのですが。
(実際わたしも中盤までそう思いながら見ていました。)

中盤以降の展開でいい意味でちょっと期待を裏切ってくれて、
ああ、この映画見てよかったなと素直に思える作品でした。


映画の予告編のコピーに、「食べることは、生きること」とあります。

わたし達の血肉は、毎日生きているものを食べいることによってできているんだな。
ラストでそう改めて気づかせてくれる映画です。
命を食べることで、命をつないでいるんだなと。


柴咲コウは美人でスタイルがよくって、好きな女優さん。
作中でも、はっとするようなかわいい表情なんかも見られます。
でも時折、笑っちゃうような、かなりぶっさいくな場面がいくつかありました。

前に『メゾン・ド・ヒミコ』を見たときにも、なんてぶさいくなんだ!と思えちゃうシーンがあったことを思い出しました。
この人の、こういうところが、わたしは好きです。顔立ちの整った美人の、ぶっさいくなシーン。
なんだか、愛おしいじゃないですか。

小学生の倫子も、食堂で料理を作っている時の倫子も、結婚式でおめかししている倫子も、
かわいい黄色のワンピースを着ていたのも印象的。

おすすめの映画です。

glee最高です

gleeのseason 1をようやくみ終えました。


ああ、もう、本当におもしろかった!!

「絶対好きだと思うよ」と薦めてくれた方よ、ありがとう。感謝。


アメリカオハイオ州のマッキンリー高校で背部寸前だった弱小グリー部が、
幾多の困難を乗り越えながら、州大会を目指すというお話。

わたしはアメリカドラマというと、正直Xファイルくらいしかちゃんと見たことがなかったのですが。
(あまりに昔ですね、、、年齢バレますね。24などはまだ見ておりません。)
これはハマりました。
一応高校時代にアメリカの現地校に通っていたこともあるので、懐かしさもあったかも。

gleeってなんぞや?と言う方のために、以下公式HPより抜粋。
タイトルのgleeは、日本で言うところの合唱だが、直立不動で歌う合唱ではなく、
歌だけでなくダンス魅せるパフォーマンス要素の強いショウ・クワイアー。

要は、演劇のような連続した物語性ないけれど、個々の曲をミュージカルタッチで歌う、といった感じ?

キャストのほとんどは実際にブロードウェイで活躍中の役者さんばかりで、歌の迫力がすごい!!
作中で使われる歌は、QueenやMadonnnaを始めとした、誰もが知っている人気ナンバー。
それらの歌詞がストーリー展開とマッチした形で次から次へと出てくるので、
ミュージカル好きなわたしにはとても楽しいドラマ。

登場人物はそれぞれに問題を抱えていたり(人種、離婚、ゲイ、妊娠、etc)
とにかく濃いのですが、意外にリアリティがある。
ああ、アメリカって久しぶりに感じました。
まあ、嫌われ者の生徒がゴミ箱にぶち込まれたりジュースを顔にかけられたり、
普通に考えたらかなりひどい描写もありますが。それも含めて。

あそこまで露骨ではないですが、アメリカの高校では日本以上にpopuler kidsとlosersが明確なんですよね。。
あと、日本より早熟と言うかオープンだとも思います。
中学生でアメリカの現地校に転校直後、移動の合間に廊下で堂々とキスしているカップルを見て
衝撃を受けた記憶があります。だからドラマ内のシーンも、割とリアル。


ま、そんな小ネタともわたしの思い出話ともつかない話はさて置き。
glee clubの顧問であるWillとその周りの教員達の攻防やら、個性豊かな生徒達の対立や葛藤やら
とにかく笑えるし、楽しめます。(ギャグセンスもすごい。)
そして序盤はまったく好きになれなかったいじわるキャラ達も、最後にはみんな愛着が沸いてしまう。

ちょっとでも音楽が好きな人、笑いたい人には、何も言わずにとにかくみることをお薦めします。

season 2 も楽しみです。

『スベらない商談力』

おそらく6年ぶりに、いわゆる営業のハウツー本を読みました。

小森康充著 『スベらない商談力』


著者の小森康充氏は元P&Gトップセールス。
当時の経験からの学びをベースに、顧客の窓を開く→クロージングで当たり前のことが
とても分かりやすく書かれています。


どんな仕事をする上でも相手との信頼関係の構築は大切ですが、本書でのそれに必要なもの4点。
 ①正直/誠実な態度
 ②相手の話をしっかりと聞く
 ③コンタクト回数を重ねる
 ④相手をチャンピオンと思う


初めて聞く知識としては、以下の2点が印象的でした。

・コンタクト回数の法則
場所や時間を変えてコンタクト回数を重ねられない場合、
本人が離席して戻ることを繰り返す、相手に別の景色を見させる、
などを意識的に行うことによって回数カウントが増やせる。

・クロージング時に置ける沈黙
強調したいことばが出てきたら、その後に沈黙をとる。
沈黙はお客様に破ってもらうこと。(自分から破ってはダメ)
心理的プレッシャーのある沈黙を自ら守る時=本音が出ってしまう、弱みを見せてしまう傾向がある。


総括としては、仕事(ことに営業職)に置いては、
とにかく自信を持つ!ことなのだなと改めて。

ほんと、自信を持つことって大切です。
仕事にせよ、プライベートにせよ。

500 Days of Summer

映画『(500)日のサマー』をみました。


ちょっと冷めてて奔放で、でも実は現実的で笑顔がとってもかわいい女の子Summerと、
そのSummerに振り回される、まっすぐでちょっと不器用な男の子Tomが過ごした500日間のお話。
(男の子女の子と言いつつ、彼らは既にアラサーですが。男の子、女の子の響きがとても似合う。)

5年前に見ていたら、確実に男の子側に感情移入したんだろうなと思いながら見てしまいました。
(あ、深い意味はありません。笑)

主演のZooey Deschanelはこの映画で初めて見ましたが、吸い込まれそうな青い目が魅力的な女優さん。
この写真のSummerのドレス、特に似合っててとってもかわいかった。

IKEAとレコードショップに、とっても行きたくなる映画です。

ラスト30秒で、なんで女の子の名前がSpringではなくSummerなのか分かります。
青春映画ですが、Springではなく、Summerだな、とわたしは思いました。

ちなみにTomの職業はGreeding cardを作成している会社のCopy writer。
初めて見る設定!ちょっとやってみたいお仕事です。
オフィスの感じ(階段とかデスクとか)がわたし好みでした。

梅と谷川俊太郎